入れなければならないワード
『目が、目が！』
『バルス』

題名
『カズコとカズヤとカズオと109(マルキュー)』


○あらすじ○

派手なワンピースを着たカズコ(真弓)が
ソバージュな髪を振り乱しながら店に入って来た。

社長、どうして私だけクビなんですか？

社長のカズヤ(タイソン)は怒っている。

お前、客取るのに寝てるだろ！

それは
他の女の子が流した噂だった。
カズコには中2の息子、カズオが居る。
どうしても今職を失うことはできない。そしてカズオは
同時に社長カズヤの息子でもある。

そう２人はかつて結婚していたのだ。

さぁ！雇って頂戴！
源氏名も変えて私、新人よ！
その証拠に、ほれ！

と！スカートをめくると、
黄色いパンツの大切な部分に『ビギナー』の文字！

わかったよ、
もう隠せよ！

前のお客様、目が！目が！ってなっちゃってるよ！

あ、お前、ちょっといいか、一発ギャグを思いついたよ！
と、カズコのスカートをめくりながら、『バルス！』
けけけけけ！
やっぱお前はオモローで売っていけよ！

と笑っていると、怒ったカズコは、
本当の『バルス！』、見せてやるよ！！

と、なんと今度は黄色いビギナーのパンツを！脱いだ！！！！

『バルス！』

いやいや！
なんと黄色いビギナーのパンツの下に
さらに一枚、『使用済』と書かれた黄色いパンツが出現！

全てを破壊すると言う伝説の破壊の呪文『バルス！』、
効力は本物だった。


…なあ、
お前、昔は可愛いかったじゃねーかよ。

なんだ、彼氏とかいるのか？

ふん！しらないわよ！
あーら、いい男！（とカウンター内の久保木くんに抱きつき)、
さらに厨房の中のコックやウェイトレスさんにも色目をつかい、

あんた以外はみーんないい子ばっかり！

け！かわいくねーな。


ねぇ、あんた
今日、カズオの誕生日なの、知ってた？

あ？あぁ、あの俺に石投げてきたクソガキのか。
けっ！知ってるよ。


と、そこにカズオからの電話。
カズコは、カズオが父さんに会いたいって。と電話を代わる

…と、と、とーさんだ。
よ、よし、何でも好きなもの買ってやろう、
109の前で待ち合わせな、よし。

電話を切ると
なあ、

息子に会ってもいいか？

カズコはにっこり笑ってうなずいた。

走り去るカズヤ。


そこに、またカズヤからの電話。
母さんも来てよ！
109の前にいるからさ！


飲もうと店のマスター久保木に頼んだビールも飲まずに歩き出したカズコ。

マスター、それ飲んどいて。
「あの、」
とマスター。

「おめでとうございます。」

乾杯！

おしまい